13. 観光
 

 

中西部・イリノイ州の経済ホーム

 

目次

 

I. 中西部・イリノイ州の経済

 

II. 主要業界の動向

1. 建設機械

2. 工作機械

3. 鉄鋼

4. 電気・電子部品

5. 金融

6. 小売

7. 海運

8. 航空

9. トラック
 
フォワーダ−

10. 建設・不動産

11. 情報

12. 観光

13. 農業

14. 主要企業の動向

 

III. 当地日系企業の経営課題

1. 税務・財務

2. 法務・雇用

 

IV. 中西部の社会・経済指標

 シカゴは全米で第3の都市と言われている。これはもちろんニューヨーク、ロスアンジェルスに次いで第三の都市と言われている訳であるが、観光面から見てみると、年間約3,500万人もの人々がこのシカゴを訪れており、この数はロスアンジェルスを上回り、ニューヨークに肉迫している数字である。従って経済面から見た場合、観光事業はシカゴ市にとってかなり貢献していると言えよう。
 シカゴは周知の様にアメリカの中西部最大の都市であり、シカゴ周辺の各州、各都市から観光客が多数訪れている。シカゴへの観光客が全米第二位で、ニューヨークに肉迫している数字であると言うと、ややもすると疑いたくなる数値であるが、実はその大半はアメリカ国内からの訪問客であると言われれば納得もいくと思われる。
 それでは外国からの観光客はどうかと言うと、その数はぐっと減る訳であるが、因みに日本からの観光客は年間約14万人程度とかなりさびしい数字である。特に2001年9月11日のテロ以降、その数字の伸び悩みは著しい。しかしながら当地シカゴは米国中西部の中心都市と言われるだけあり、見方に依っては最もアメリカらしいアメリカを見る事が出来ると言えよう。
 このほか観光を売り物にする場合、食事の事も非常に大切であるが、ここシカゴでは世界のありとあらゆる食事を味わう事が出来るし、何と言っても始めてシカゴを訪れる人々の第一声がシカゴは何と美しく、また清潔な街であろうかと言う事である。これはシカゴ市がこの街を綺麗に保っておく事に対してかなりの予算を割いていると言う事を忘れてはならないと思う。観光都市としては派手では無くとも、経済効果の面から見ても非常に調和が保たれていると思われる。
 最後に全米各地からこのシカゴを訪れる人達の人気スポットを数箇所挙げ、未だこれ等のスポットを訪れた事の無い方々のための観光指針としたい。

1. ネイビーピア(Navy Pier)
 ダウンタウンの中央に位置しており、ミシガン湖畔にある。桟橋は1916年アメリカ海軍のために造られたが、今から約10年前の1995年にリクレーションエリアとして生まれ変わった。 朝から夜遅くまでオープンしており、家族ぐるみで楽しめる為、全米各地から年間何と1千万人もの観光客が訪れ、シカゴの人気アトラクションスポットとしては2位以下を大きく引き離している。この中には大観覧車、シェークスピア劇場が有り、各種スーベニアショップ、グルメコーナー等も多く有る。

2. フィールド自然史博物館( Field Museum of Natural History )
 やはりダウンタウンの中央、グラントパークの南側に位置しており、全米のみならず世界でも屈指の自然史博物館としてシカゴ在住者必見のスポットである。シカゴでの人気アトラクション入場者数はネイビーピア、リンカーンパーク動物園に次いで第3位で、年間200万人もの訪問者がある。創設は今から110年も前で、収蔵品は160万点以上有りそれらを全部見ようと思えば1週間はかかると言われている。また4年前から、その骨を発見した女性考古学者の名前から“スー”と名付けられた恐竜「ディラノサウルス」の化石が展示されている。年間を通じて定期的にスペシャルイベントが企画、開催されており、リピーターにとっては興味深いものが有る。

3. ジョン ハンコック センター ビル
 (Jon Hancock Center Building )
 全米でビルの高さから言うと第4番目に高いビルディングであり、これもやはりシカゴにあるシアーズタワービルが第1位であるが、何故かこの“Big John”に人気が集まる。周知のごとく、全米においてビル建築様式の集合体の美しさでは、ここシカゴの右に出る都市はなく、かの有名なニューヨークの摩天楼よりもビル群が美しく建てられている。この美しいビルディングを見るためには“Big John”に上るのが一番で、特に夕暮れ時、東にはミシガン湖そして其の西側に美しく林立するビル群の谷間へ、辺りをオレンジ色に染めながら沈んでいくサンセットの光景は神秘的なまでの美しさで、絶景である。

4. オーケストラホール
 (Chicago Symphony Orchestra Hall)

 クラシック音楽のファンであるならば、誰でも周知の全米No1の実力を持つシカゴ交響楽団のホームコンサートホールである。ここでのコンサートは夜が主体であるが、週末は日中もコンサートを頻繁に行っており、ホール自体歴史観が味わえる建物で、特にシカゴ響の管の美しさとメリハリの利いた音色は、人々に深く感銘を与えるものがある。現在の音楽総監督である「ダニエル・バレンボイム」はあと2年で契約が終了する予定なので、その在任中に彼の指揮なりピアノなり、是非とも行かれる事をお勧めする。

5. シカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)
 メトロポリタン美術館、ボストン美術館と並ぶアメリカ三大美術館の一つである。印象派と20世紀のアメリカ美術のコレクションが特に有名。ニューヨークのメトロポリタン美術館よりもむしろ見やすく、親しみが持てる。

 以上5つ程、ご紹介したが、この他にもお勧め出来るスポットが数多くあるが、その中では
◇シェード水族館
◇科学産業博物館
◇フランクロイドライト卿邸とスタジオ
◇リンカーンパーク動物園
等である。ところで、シカゴ市内及び郊外に在住している者に取っても魅力的な都市がこのシカゴ市内であり、郊外である。例えば、

◇クラシック音楽ファンにとっては夏の“ラビニア音楽祭”、秋から冬にかけての“シカゴリリックオペラ”、この度新築された“シカゴオペラ劇場”、 “ミュージック オブザ バロック”、“シカゴチェンバーミュージシャン”等が有り、どれも魅力的でありかつレベルも高い。

◇またジャズ音楽ファンに取っては、“ブルース”の発祥の地と言うことから幾つかのブルース音楽の生演奏を聴ける場所がある。

◇建築ツアーは何と言ってもリバーボートに乗って各ビルディングの裏側から見る事をお勧めする。前述のフランクロイドライト邸の周辺では彼の設計した豪邸が数多く見学出来る。

◇スポーツファンにとっては春からのシーズンがスポーツの始まりで、先ずベースボールのシカゴカブスのホームグランドであるリグレーフィールドは球場その物が日本には見られない歴史を感じさせられる球場で、興味深い。又ホワイトソックスのホームグランドである“ユーエス セルラーフィールド”もシカゴのダウンタウン近くに位置している。ユナイテッドセンターではかってのマイケル・ジョールダンが活躍したバスケットボールが秋から冬のシーズンにかけて始まり、シカゴではブルスの試合を見る事が出来る。勿論冬のシーズンと言えば有名なアメリカンフットボールのベアーズの試合をこれまたダウンタウンのほぼ中央にある“ソルジャーフィールド”で見る事が出来る。