|
|
||||
|
II. 主要業界の動向
III. 当地日系企業の経営課題
|
||||
| 南米ブラジルがその耕地面積を年々拡大している一方で、米国の耕地面積はここ数年ほぼ横ばいである。とは言え、米国は未だ世界最大の農業国の座を維持しており、政府もまた、農業を自国の戦略産業として明確に位置づけている。2003年度時点で米国はコーン・大豆の生産量において世界一であり、それぞれ、世界の42%、33%を生産している。また、コーン・小麦の輸出量においても世界一の座を維持しており、それぞれ、世界の66%、30%のシェアを誇る。そんな農業大国・米国において、イリノイ州はアイオワ州と並んで農業の中心地となっている。 | ||||
|
1. 米国の農業の現状
■コーン ■大豆 2. 米国の農業におけるイリノイ州の位置付け 中西部は一般にコーンベルトと呼ばれ、米国におけるコーン・大豆の生産の中心となっているが、その主な理由としては、肥沃な土壌・農業に適した天候などが挙げられる。加えて、輸出港への輸送手段に恵まれたこともまたこの地で農業が栄えた理由の一つである。すなわち、最大の輸出港であるメキシコ湾へは、イリノイ川・オハイオ川・ミズーリ川などを経由してミシシッピ川へと運ばれ、安定的に港へと輸送される。また、東海岸へも五大湖・セントローレンス水路を利用しての大量輸送が可能なのである。イリノイ州は中西部の中でもコーン・大豆の生産量においてアイオワ州と1,2を争う程の大生産地であり、2003年度には、全米の18%のコーンを生産して、アイオワ州に次いで2位、大豆は全米の15%を生産して、1位となっている。また、輸出用コーンの約50%はアイオワ州とイリノイ州で生産されていると言われている。
|