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II. 主要業界の動向
III. 当地日系企業の経営課題
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AMT(Association for Manufacturing Technology)およびAMTDA(American Machine Tool Distributorユs Association)の統計(USMTC = US Machine Tool Consumption)によれば、2003暦年の全米の工作機械受注合計金額は切削加工機および鍛圧機械を合わせて1,993百万ドルと対前年度比7.9%減少した。減少幅は小さくなったものの、過去のピークであった1997年の実績$5,555百万ドルに比較するとほぼ1/3の規模に縮小し、6年を経過しても需要の減少傾向が続いている。 (表1)
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1)地域別状況
中西部(イリノイ、ウイスコンシン、インディアナ、オハイオ、ミシガンの5州)の工作機械受注実績も全米の傾向とほぼ同じ推移を示しており、2003年の実績は797百万ドルで対前年度比4.3%の減少となった。USMTCの統計によると、全米5地域のうち唯一対前年度比増加を記録したのは、南部地域のみである。南部各州は盛んに企業の誘致を進めており、比較的安価な労働力に惹かれる企業の利害が南部シフトを促進していると見られる。また工場立地選択に当たって、ミシガン州のように労働組合が強い地域は敬遠される傾向にある。各州の人口増加統計の推移を見ても南部シフトを裏付ける結果となっており、当分この傾向は続くと見られる。(表2) 2)中西部最大の需要家―自動車産業 中西部における工作機械の最大の需要家は自動車産業である。全米の自動車産業の製造拠点のかなりの部分が中西部に展開しており、自動車メーカーおよび自動車部品メーカーの工作機械への投資動向は中西部の工作機械販売事情に大きな影響を与える。米国商務省自動車課の発表している統計によれば、2003年の乗用車および非商用小型トラックの販売台数は16,622千台で2002年の16,808千台に比べてほぼ横ばいで、過去最高の2002年の17,332千台に比べてもほとんど落ち込みのない安定した結果を示している。しかし、16,622千台のうちGM, フォード、クライスラーグループのいわゆるビッグスリーの合計は9,999千台とはじめて1千万台を割り込み、シェアーが60,2%と相変わらずの続落を示している。昨年度の商務省のコメントでは、5年後には50%まで落込むという予測もある。この数字をみても自動車の販売台数が必ずしも工作機械の販売に比例しないことがわかる。昨年8月の販売台数においてはじめてトヨタがクライスラーを上回りビッグスリーの一角が入れ替わりつつあるのが現状である。将来を見てみると、米国メーカーが得意としその収益の大きな部分を依存しているフルサイズトラックの分野で日系メーカーの本格的参入が予定されており、米国メーカーには厳しい状況が続くものと予想される。 |