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II. 主要業界の動向
III. 当地日系企業の経営課題
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AMT (Association for Manufacturing Technology)およびAMTDA (American Machine Tool Distributor's Association)の統計(USMTC = US Machine Tool Consumption)によれば、2004暦年の全米の工作機械受注合計金額は切削加工機および鍛圧機械を合わせて3,000百万ドルと対前年度比43.6%増加し、2001年から3年間続いた市場規模の大幅な縮小に歯止めがかかった。これは2003年秋以降の景気回復に伴い、自動車、一般産業機械、建設機械、航空機、宇宙・防衛関連、エネルギー関連、医療などのコアとなる産業で設備増強・更新投資が活発化し、加えてこれを促進する政策減税が後押しした結果と言える。ただ, 全体としては過去のピークだった1997年の実績 $5,555百万ドルに比較するとまだ半分強の54%であり、直近のピークであった2000年の $3,985百万と比較しても75%の水準に留まっている。2005年はこの回復傾向が持続するものと見られ15-30%の伸びが期待されている。
(注) 上記実績は会員各社の報告数字に基づくもので全体市場の75%と推定される。 |
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1)地域別状況
中西部(イリノイ、ウイスコンシン、インディアナ、オハイオ、ミシガンの5州)の工作機械受注実績も全米の傾向とほぼ同じ推移を示しており、2004年の実績は1,163百万ドルで対前年比40%の増加となった。USMTCの統計では他4地域の伸び率は、北東部60%、南部16%、中央部48%、西部79%となっている。伸び率だけを見ると中西部は4位となるが受注の絶対額では全米の38.8%を占めておりダントツのトップシェアを維持している。その中西部で40%の伸びが実現したのは、やはり最大の自動車産業の回復・発展が大きく寄与していることは間違いない。加えて、一般産業機械、建設機械、医療関連などの好調も大きい。西部の伸び率が極端に大きくなっているのは防衛関連の投資が出てきている関係と考えられるが、前年実績が少なかった事にも起因している。比較的安価な労働力と労組問題の少ない南部地域へのシフトは継続した流れであるが、2004年は一段落し受注面では南部地域は16%の伸びに留まっている。 2)中西部最大の需要家―自動車産業 中西部における工作機械の最大の需要家は自動車産業である。全米の自動車産業の製造拠点のかなりの部分が中西部に存在しており、自動車メーカーおよび自動車部品メーカーの工作機械への投資動向は中西部の工作機械販売状況に大きな影響を与える。米国商務省自動車課の統計によれば、2004年の乗用車および非商用小型トラックの販売台数は16,848千台で、2002年の16,808千台, 2003年の16,622千台と続いた漸減傾向にも歯止めがかかったと言える。過去最高だった2002年の17,332千台に比べても97%強まで戻しており安定した販売実績を示している。 |