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II. 主要業界の動向
III. 当地日系企業の経営課題
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| 2004年の米国経済は、03年後半からの回復モメンタムの高まりを引き継ぐ形で好調なスタートを切った後、夏場にかけて原油高の影響等により一時弱含む局面がみられた。しかしながら、その後は再び個人消費、設備投資という両輪に支えられて回復感を取り戻した。こうしたなかでFRBはデフレ警戒モードを解除し、2004年6月以降政策金利を景気中立的な水準へと戻すべく緩やかな利上げを続けた。景気回復が持続すると見込まれるなか、2005年もこうした緩やかな利上げ局面が続くものと予想される。 金融機関動向としては、純利益が過去最高を記録するなど総じて好調な業績を示したが、一部大手行では過去の不祥事への対応に伴うコストが収益を圧迫する要因となった。また、大規模な合併・再編が顕著になったのも2004年の特徴であったといえる。 |
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1.米国金融経済動向
2004年の米国経済は、03年後半から鮮明化した企業活動の活発化による景気回復モメンタムの強まりを受け継ぐ形で好調なスタートを切った。春先にはそれまで極めて弱々しかった雇用も顕著な増加を示し、自律回復への道筋が見え始めた。5月以降夏場にかけては原油価格高騰の影響もあって個人消費が弱含み景気に減速懸念が広がる局面もみられたものの、その後は雇用改善を受けた消費の堅調さや好調な企業収益を背景とする設備投資の増勢持続に支えられつつ再び回復力を取り戻した。この間、実質GDP成長率は総じて安定した推移をみせ、2004年平均では前年比4.4%と、長期景気拡大が続いた90年代の末期にあたる1999年の成長率(4.5%)に迫るほどの高成長を記録した。
2.米国金融機関動向 金融機関動向としては、消費者ローンの好調持続や企業の資金需要の回復に伴う商工業ローンの持ち直し等が支えとなって純利益が過去最高益を更新するなど総じて好調な業績を確保した。もっとも、一部大手銀行では過去の不祥事への対応に伴うコストが収益を圧迫する要因となった。また、2004年に過去最高益を記録したとはいえ、増益率は前年比2%程度と過去2年続いた二桁の伸びからは大きく鈍化している。今後金利上昇局面に入り、消費者向けローンの延滞増加といったリスクの高まりが予想されるなか、米銀の収益動向についても次第に転換点に差し掛かりつつあるとの指摘が増えている。 |