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II. 主要業界の動向
III. 当地日系企業の経営課題
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| イリノイ州における旅行産業の支出総額および雇用、給料収入、州税、地方税、の収入などに、国内外からの訪問者の増減は大きなインパクトを与えている。同時テロ以後イリノイ州の観光産業の変動を追ってみた。 | ||||
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2001年初期からの景気後退及び同時テロの発生にともない、空港の安全規制の強化なども影響して第二次世界大戦後過去にない激減となる。
2002年,2003年も継続して減少しているが、株価の下降、景気の回復ペース、イラク戦争等も影響して旅行業界に取って困難な時期となる。 しかしながら、旅行、観光業界は景気の回復にともない2003年中期以降は海外からの訪問者は依然として伸び悩んでいるが、国内旅行は順調な復調を遂げている。 2003年にイリノイ州を訪れた国内外からの訪問者が消費した直接、間接の消費額は$39.9ビリオンを超えており、2002年からは2.0%上昇している。 アメリカにおける観光旅行の増大は国内旅行の消費に重要な影響を与えており、国内旅行の消費は2003年には$336.8ビリオンで2002年から5.1%上昇している。ちなみに、ビジネス旅行は変動が見えられなかった。その結果、ビジネス旅行のマーケットシェアは3.2%の減少となる。 海外からの訪問者がイリノイ州での過ごし方で最も人気のあるのは買い物、レストラン、観光、歴史に関わる建物、美術館、博物館、近郊の小さな町と続く。海外からの訪問者の40%は観光目的であり、平均滞在日数は約10日で一日平均の消費は$63となる。 2004年度の業界予測によると、下半期国内外の旅行者数は同時テロ以前まで回復しており、今後の復調が期待される。前述のデータで示される通り、観光産業が多岐方面でイリノイ州経済に与える影響を鑑み、シカゴ市観光局では一貫した2つの方針を掲げている。 第一は地元市民が楽しめる街作りであり、第二は犯罪の少ない安全な街作りである。壊れた建物があれば修繕する、除雪を速やかに行う、各種イベントを頻繁に開催する、そして教育重視により生活水準の上昇を図り、犯罪を減少させる。 要は地元市民が楽しめる街は、誰が何度訪れても楽しめるといった明快な方針である。 州外旅行者のシカゴにおける消費の大小に関わらず、リピーターとして、同時にシカゴの好印象を口コミで広げる宣伝効果は、長期的な視野で観光産業の基盤を安定させる極めて重要な要素を帯びている。今後益々観光産業の経済的貢献度が期待できるであろう。 |