■個人自動車・火災保険の手配について
自動車購入時や住居を購入又は借りる場合に忘れてはならないのが保険の手配である。 自動車保険の場合、強制加入となっており、通常ディーラーは購入時前に自動車保険付保を要求している。これらが手配されていないと車を引き取れない場合があるので注意したい。
●自動車保険
保険会社各社には独自の保険料算定システムがあり、加入時に記入する質問表ではかなり細かい部分まで聞いてくる。 したがって、購入する車種が決まるまでは概算保険料の算出さえも難しい。 日本の運転歴等は一切加味されずアメリカでの運転歴のみが対象となる。 保険料算出もリスク細分型である。
自動車保険は大きく分けて対人・対物賠償責任と車両保険に分かれる。
○ 対人・対物 賠償責任保険(Liability Insurance)
事故等により他人を負傷、死亡 又は財物を損壊した場合の第三者への法的な賠償責任を守る保険。 支払い限度額は一事故2万ドルから100万ドルまであるが、日本のような対人・対物無制限といった補償額をアメリカの厳しい法的環境においてオファーする保険会社は無い。赴任したばかりの方々は米国運転歴ゼロの為、一般のローカル保険代理店で保険手配をすると、住んでいる州の自賠責(50万ドル以下の補償額)しか購入出来ない場合が多いので注意が必要である。
○ 車両保険(Collision、Comprehensive Coverage)
衝突事故、又は単独事故、自然災害、盗難等により受けた車両本体の損失を補填する保険。
昨今の自動車修理金額は、ほんのわずかなダメージでも高額となる場合が多く、またアメリカにおける車の盗難は20秒に1台の割合(米系保険会社の統計より)で起きている事から考えると是非とも加入しておきたい保険である。
通常 上記の保険以外に搭乗者の緊急治療費をカバーするMedical Payment、無保険車等に事故をおこされた場合の傷害保険であるUninsured/Underinsured Motorist Coverage等が付帯される。
●火災保険(ホームオーナー・レンター保険)
一軒家やコンドミニアムを購入し、クロージング(正式契約)をする際、賃貸物件の場合は家主とのリース契約の際に必ず保険付保の証明が求められる。 購入の場合は建物及び家財、リース等の賃貸契約の場合は個人の家財に対して、火災総合保険+個人賠償責任保険をSetで付保する事になる。個人賠償責任は便利な保険で、飼犬が隣人を噛んだ、ゴルフしていて他人にボールを当ててケガをさせた等、広範囲に渡って補償される保険である。
(執筆:Cosmos Services (America), Inc.)
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