■シカゴ双葉会日本語学校(全日校と補習校)
シカゴ双葉会日本語学校は、「シカゴ日本人学校」と「シカゴ補習授業校」
の2つの学校を運営している。
世界で唯一の「シカゴ方式」とも呼ばれる在外教育機関である。
■入学希望者はシカゴ日本商工会議所のメンバーとなること
なお、入学希望者はJCCC(シカゴ日本商工会議所)の会員子女に限ら
れているので、赴任前に会社がJCCCのメンバーであることや自分
自身が会員登録できることを確認しておくこと。
非会員の場合は当地赴任後、JCCC事務局で入会の手続きを行う必要
がある。(当校はJCCCにより設置され、JCCCの補助で運営されている私立学校な
ので、入学制限が設けられている)
■概要
全日校
名称日本名:シカゴ日本人学校
英文名:
CHICAGO FUTABAKAI JAPANESE SCHOOL DAY SCHOOL
法的地位:
(1)文部省認定、在外教育施設
(2)イリノイ州教育法に基づく私立義務教育登録校
補習校
名称日本名:シカゴ補習授業校
英文名:
CHICAGO FUTABAKAI JAPANSES SCHOOL SATURDAY SCHOOL
法的地位:
(1)文部省指定、在外教育施設
(2)イリノイ州教育法に基づく私立学校
■全日校(シカゴ日本人学校)
■沿革
シカゴ日本人学校は、昭和53年9月1日に現地名シカゴ双葉会日本語学
校全日校の名称で、スコーキー・ケントン校で開校、児童・生徒数は、小学
部89名、中学部12名、合計101名で発足した。
昭和59年8月ナイルス校に移転、さらに、平成10年アーリントンハイツ校に移転。
これが現在のシカゴ日本人学校の校舎。
平成2年11月には文部省より“国際教育・文化交流推進校”の指定を受け、
12月には国際交流ディレクターが着任。
平成4年12月には、在外教育施設として文部大臣より認定をうけ、平成5年9
月には創立15年を迎え、記念式典が行われた。
平成10年創立20周年、平成15年創立25周年を迎えた。
■教育課程 -全日校の教育目標
国際社会で信頼され活躍できる日本人、自ら考え正しく判断でき、豊かな人
間性をもった児董・生徒の育成を目指し、次のような教育目標を設定している。
(1)進んで学び、基礎学力を身につける子
(2)責任と強調と奉仕の精神を重んじる子
(3)豊かな心を持ち、たくましく生きる子
学習指導要領に準拠しつつ、英語及びアメリカ文化に接する機会を多く取り入れ
た教育過程を編成・実施しており、具体的には、各教科、道徳、特別活動に加えて、
全学年で習熟度別編成による英語、アメリカ社会の授業を月曜日から金曜日まで
の週5日制で実施している。
■国際理解教育
国際化が進む中、在外教育施設での国際理解教育の推進は最優先すべき課題。
当全日校は現地理解のための様々な取組をしている。
例えば現地校との各学年にわたる計画的な交流や、地域の消防署、警察署、図書館等を訪問する校外学習、ボラン
ティア活動として老人ホームの慰問など、日頃の学習で身につけた成果
を積極的に生かし、地域社会との結び付きを図っている。
■年間行事
| 始業式・入学式(4月) | 小学部・中学部合同で実施 |
| 運動会(6月) | 小学部・中学部合同で各学年の演技や、
紅白に別れて熱のこもった競技が行われる |
| 校外学習(5月、9月) | シカゴの自然に親しんだり、美術館や
博物館、水族館など優れた文化施設を見学 |
| 修学旅行 | 事前に米国社会について学習し、中学部は5月にボストンへ、小学部は9月にワシ
ントンへ2泊3日で行き見聞をひろめる |
| 授業参観 | 各学期に1回、2学期は日曜参観を実施している |
| オープン・ハウス | アメリカ人教師による英語の授業公開、各学年の児童・生徒が習熟度別に学
習する |
| 文化祭 | 各学年が趣向を凝らし、日頃の学習の成果を発揮。また、現地校の児童・生
徒も招き日本文化を紹介し、国際交流を深める一助としている。学年によっ
ては交流校と共に出演し友情を深めている |
| 卒業式・終了式(3月) | |
| その他 |
水泳、スキー、スケートなどを校外体育として実施している。 |
■バス通学について
学校への登校・下校はスクールバスを利用する。バス・ストップまでは保護者
によって送迎。バス6台(6つのルート)がある。
■編入に際し必要なもの
(1)今まで通学していた学校の在籍証明書
(2)教科書を財団法人海外子女教育振興財団(TEL:03-4330-1341 FAX:03-4330-1350)で受領
(3)母子手帳(健康診断の記録)
◆詳細については、双葉会事務局 (847) 590-5700まで
■シカゴ補習授業校
補習校とは、授業日が毎週土曜日・週一回だけの学校のことで、補習校に
通うほとんどの児童・生徒は月曜日から金曜日まで現地校に通っている。
多くの子供達は現地校に通い始めた当初、言葉や習慣の違いに戸
惑うという今まで経験しなかった苦労に直面する。
しかし、現地校の生活に慣れてくると、物の見方・考え方・生活態度などいろ
いろな面で影響を受け、やがて子供達自身がアメリカナイズされていく…。
そんな中で補習校は週に一度、日本人教師達や友達と触れ合い、共に学べる貴重
な場になっている。
■沿革
シカゴ補習授業校は、JCCC(シカゴ日本商工会議所)が中心となって、
1966年5月、児童・生徒数49名、教員4名でパプテスト教会を借用してスタートした。
開校後2年で、フランシスパーカー校へ移転し、同時に高等部が発足。
1969年、ロヨラ大学へ校舎を再移転し、幼稚部が発足した。1978年9月、
全日制日本人学校(シカゴ日本人学校)開校に伴い、ケントン校へ。
3年後、ナイルス・イースト校を分校とした。1984年8月、ナイルス・エマーソン校へ。
児童・生徒の増加により、1986年ナイルス・イースト校からノートルダム校を分校とし、
中・高等部を分離。1990年8月、さらに高等部をメイン・サウス校に分離して3校体制となり、
シカゴ補習授業校の最盛期となった。
その後児童・生徒の減少により、1993年分校をノートルダム校のみとし、
さらに翌年分校をメイン・サウス校に移転し、本校:ナイルス・エマーソン校(幼稚部・小1〜小
3・高等部)、分校:メイン・サウス校(小4〜小6、中学部)となり、1998年から
現在のアーリントンハイツ校へ。
■教育目標
(1)学年に応じた日本語能力を身につけさせる
(2)豊かな心情と、たゆまず努力する気力を培う
(3)日本文化に親しみながら、国際的な感覚を育てる
本校の教育目標である「日本語能力を身につける」は、具体的には「作文」と
「読書」の指導に力点を置いている。
「作文こそ日本語能カの総力」との観点から、指導過程を大切にしながら、
その結果としてのコンクールヘの応募や学校文集「双葉」の製作が定着化し、児童・
生徒一人一人のものとなっている。
また、充実した図書を誇る「双葉会図書館」を利用しての読書指導
は、海外において日本語を学習するという点で単に図書の貸出しだけでなく、あらゆる機会をとらえて
児童・生徒に読書習慣が身につくよう指導を行なっている。
■教育課程
(1)各学部・各教科(年間授業日数…42日)
幼稚部は健康・人間関係・環境・言葉・表現などの各領域にわたり活動
小学部(1年〜5年)
国語4時間、算数2時間
(6年)
国語(じっくり・いっぱいコース)3時間
算数(じっくり・いっぱいコース)2時間
(社会、道徳、学活)1時間
中学部
国語(じっくり・いっぱいコース)3時間
算数(じっくり・いっぱいコース)2時間
(社会、道徳、学活)1時間
高等部
日本史、現代社会、英語応用、英語I、英語II、国語I、国語II、国語表現、国語言語、
国語応用、数学応用、数学I、数学II
日本語学級は小学1年〜6年(通級として)
幼稚部では、遊びをとおしての「ことばひろげ」を図り、小学部は特に基礎・基
本を大切にしている。
小学部6年からは、国語・算数(数学)だけでなく社会、道徳、学活などの学習も取り入れている。
また中学部1年からは、より個人に応じた授業に対処するため、
国語・算数(数学)に「じっくり・いっぱいコース」という2つのコースを設けている。
高等部は、国語を中心に、大学受験・SAT・TOEFLに備えた、より実践的な・魅力ある
授業を展開している。
日本語学級は、生徒一人一人の進度に適したプログラムで個別指導が行なわれている。
■教科書
授業には日本で使用している文部省検定済教科書を使っている。
■学校行事
授業参観や運動会をはじめ、クリスマス会、もちつき会などの行事がある。
特にオーブン・ハウスでは、日本人教師と現地校のアメリカ人教師とがコミュニケーションを図り、
相互の児童・生徒に対する理解を深めることを目指している。