中南米穴場ビーチ紹介

小西 良一 さん 三菱UFJ銀行

執筆依頼を受け過去の記事を拝読させていただいたが、皆シカゴ愛、中西部愛に溢れたものばかり。私はシカゴ駐在は昨年9月から、直前の3ヶ月は在宅勤務で残念ながら中西部ネタはなし。96年〜02年の米国駐在期間、実はアメリカ国内あまり旅していない。何を書こうか思案し昔の写真を見返してみた。家内と2人の頃は毎日移動し地元のものを食べ歴史に触れる、というのが多かったが、ブラジルで子供が生まれ、特に次男が生まれた09年以降は、日頃のバタバタ生活を癒すビーチ滞在型が増えた。実は中南米には美しいビーチが多数ある。そこで、今回の騒動収束後のご参考に、過去訪れた中南米の穴場ビーチをいくつか紹介したい。

フェルナンド・ジ・ノローニャ( ブラジル)
ブラジル北東部のレシフェもしくはナタルから飛行機で1時間半の大西洋のど真ん中にある、世界遺産の島。世界有数の透明度を誇る美しいビーチが多数ある。中には崖を上り下りしていくビーチもあり、カリブとは一味違う楽しみ方ができる。1週間程滞在しバギーで島内のビーチを行き来し素晴らしい景色や海の中を堪能してほしい。年中暖かいが南半球の夏の11月〜1月がベストか。入島数制限あり、欧州、中南米中心に人気が高い。ブティックタイプのホテルが中心だが、料理もブラジルで想像されるような肉系だけでなく新鮮な海鮮も堪能できる。

バラデロ( キューバ)
一度行きたかった国、キューバ。メキシコから約2時間半とアクセスよく、オバマ政権下関係が改善した2015年に訪問。ハバナ旧市街は美しく趣があり、そこで食べた有機野菜サンドイッチは生涯最高の1つだが、同様に鮮烈だったのは車で2時間のところにあるバラデロの海の美しさ。砂浜から見える青のグラデーションが素晴らしい。カナダ、欧州、中南米の観光客が多く、リゾートホテルが立ち並び施設も充実。どこまでも青い海を眺めつつ呑むキューバ産のラムをたっぷり入れたピニャコラーダは最高( 呑みすぎは太るので要注意)。

サンアンドレス( コロンビア)
首都ボゴタから飛行機で約3時間。中米ニカラグアのそばにある、あまり知られていないコロンビア領の楽園。珊瑚礁に囲まれた平地の島で、周りの遠浅の地形が作り出す様々な美しい青は7色の海を持つ島、と呼ばれている。バギーで30分( 島内は30キロ制限)あれば1周できる小さな島で、それほど観光資源はないが、街中から離れのんびりするには最適。同一チェーンホテルが複数あり、1つに泊まればその他の施設やレストランも利用でき便利。

トゥルム( メキシコ)
メキシコといえばカンクン、という方も多いと思うが、私的お奨めは、沿岸部で最も保存状態の良いマヤ遺跡とカリブの海が織り成すコントラストが美しいトゥルム。13〜15世紀に栄えたマヤの都市で名前の由来はユカテコ語の「壁」もしくは「溝」。遺跡観光には水着着用を。崖上に立つ「島の神殿」脇から階段を下りていくビーチの美しさは必見。もう1つのお奨めはシュノーケル( ダイビング)ツアーの際に海側から見る神殿の景色。カンクン同様大型ホテルが近隣に多く、天然のセノーテを使ったリゾート施設等歴史から自然まで、アクティブな休日が過ごせる。

(番外編) 奄美大島
全く中南米ではないが、今まで行ったビーチの中で私的最高峰がここ。とにかくすべてのビーチが美しく、10mも泳げば小ぶりの素晴らしい珊瑚礁に出会える、まだあまり観光地化されておらず素晴らしい砂浜を独占できる、奄美群島のみで製造が認められた絶品黒糖焼酎、島の最高点にあるゴルフ場は景色も素晴らしく料金後払いののんびりした雰囲気、等とにかく人生最高の経験だった。世界遺産候補にも上がっており、人気に火がつくこと間違いないだろう。