会頭挨拶


2025年度 会頭
吉良  郁夫
Ajinomoto Health & Nutrition North America, Inc.

2025年度シカゴ日本商工会議所会頭職を拝命致しましたAjinomoto Health & Nutrition North America, Inc.の吉良でございます。本年度会頭職の重責を担うことになり、大変身の引き締まる思いです。
シカゴには昨年4月に着任したばかりですが、各種イベントに参加させていただき、大変お世話になって参りました。シカゴは日本と同じように四季があり、木の芽が芽吹く春、新緑の夏、黄金色の秋、極寒の冬と、季節の移り変わりを感じながら、皆さまとの交流を深めることができれば幸いです。

皆様ご承知の通り、本会議所は1966年に僅か58の企業及び機関で設立されました。三大ミッションである「会員サービス事業」「教育支援事業」「地域貢献事業」を掲げ、現在では法人、個人を含め会員数が500件近くの組織団体となっております。その間、1991年の創立25周年記念事業では、地域貢献事業の強化を図る上からJCCC基金を設立し「人材育成」「日本語教育」「日米交流」の各分野で基金交付を実施して参りました。各種団体、教育関係機関等への支援は、寄付総額635万ドルまでになっております。また、設立してから間もなくシカゴ双葉会日本語学校補習校を開校し、さらに1978年に同全日校を開校いたしました。現在も会員子弟の教育環境の整備と維持に努めております。

さて、ここ数年間はコロナ感染症の影響で社会生活、経済活動が不安定でありましたが、一昨年からは日常に戻り、各種イベントが開催されてまいりました。そのような中、昨年は各分野でのセミナーやウェビナー、会員皆さまの親交を深める各種イベント、双葉会日本人学校への様々な支援、世界で発生した災害への寄付等、会員はじめ地域の方々の少しでもお役に立つべく活動を進めて参りました。これら活動はどれもが大切な活動であると思いますので引き続き会員企業のみなさまから寄せられた声を取り入れながら確実に実施して参る所存でございます。混沌とした先の見通せない時代だからこそ、会員企業のみなさまが手と手をとりあい、より良いネットワークが築けます様に尽力して参ります。シカゴエリアにおける「日本」の存在感がより高まるお手伝いをさせて頂けることを大変喜ばしく感じております。

シカゴで暮らす皆さまが住んでいて良かったと思っていただけるように、代表役員、理事会社、事務局一同が務めてまいりますので、今後とも何卒変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。