「2021年JCCCビーチスイープ」開催報告

渉外PR委員会では、9月11日(土)にAlliance for the Great Lakes( シカゴ市)が主催するミシガン湖岸清掃プロジェクトに参加しボランティア活動を実施しました。

1994年より恒例行事となっている湖岸清掃ボランティアですが、昨年は新型コロナ感染症の影響を受け、ビーチは閉鎖し一般市民が進入することができなかったため、ビーチスイープを実施することを断念しました。今年に入ってからは徐々にワクチンの実用化並びに接種状況も進み、活動再開への期待が高まりましたが、引き続き屋外であっても50名以上の人数で一か所に集まることが禁止されていたため、今年の清掃ボランティア活動が実施できるかどうかわからない状況が続きました。しかし、7月末になってからシカゴ市の指針が変更され、晴れて2年ぶりに27回目のビーチスイープを実施する運びとなりました。

清掃場所は2014年より継続して行っている、シカゴ市南部ハイドパークにある科学産業博物館の東側に位置するジャクソンパークの57thストリートビーチです。例年9月に実施されるこのイベントは、年によっては肌寒いこともありますが、今年は汗ばむくらいの好天候に恵まれ、家族連れでビーチを楽しむ人も多くみられ、コロナ以前の日常が戻ってきたようにも感じられる風景でした。

今年は新型コロナウイルス感染予防対策の為、例年とは違う手順と注意喚起をして清掃作業を行うことになりました。

1. 参加者全員が一か所に集合しての作業手順の説明、集合写真の撮影は行わない。
2. 受付で検温を受ける。
3. 受付時の混雑を緩和するために、免責同
意書は各自事前に署名の上持参する。
4. 到着した人から順番に清掃を開始する。
5. 他の参加者と6フィートの間隔を保つように心がける。
6. マスク着用を推奨する。

コロナ感染の心配が引き続きある中、参加者が集まって下さるのか?という心配がありましたが、当日は例年と比較しても劣らないほどのたくさんの方々にご参加を頂きました。数年前から、少しでも無駄なゴミ減らす目的として、主催者のAlliance for the Great Lakesからビニールのゴミ袋、ゴム
手袋の支給がなくなりました。参加者各自が軍手、ゴミバケツ、紙袋等を持参し、57thストリートビーチ内を手分けしてゴミの収集をしていただきました。1年清掃を実施していなかったこともあってか、前回を大きく上回る量のゴミが収集され、ミシガン湖の水質保全のために貢献できたことを大
変嬉しく思いました。清掃作業終了後には、山正様よりご提供をいただいたラムネと一緒に、おにぎりを食べて解散となりました。

今年で27回目となるビーチスイープですが、今後も地元の環境保護活動として継続していきたいと願っています。ご参加いただいたボランティアの皆様に心より感謝申し上げます。

JCCCボランティア・収集物TOP5
順位アイテム個数
1 プラスチック片732
2 タバコの吸殻335
3 ガラス片277
4 食べ物の包み紙171
5 プラスチック飲料ボトル158

日時
9月11日(土)10:00am–12:00pm
参加者数
129名 (参加企業・機関:25社)
回収物
上記ビーチより計429 ポンド(約195 kg)のゴミを収集
場所
57th Street Beach
主催
JCCC渉外PR委員会(Alliance for the Great Lakes事業に参加する形式にて実施)