第31回JCCC基金贈呈式開催報告

10月6日(水)、今年で31回目を迎えたJCCC Foundation基金贈呈式が開催されました。新型コロナウイルス感染の厳しい状況が続く中、昨年に引き続き従来の会場に関係者一同が会しての実開催に代わり、バーチャル形式で執り行われました。次第開始時刻の3時前に、交付先機関の代表者と来賓の方々をはじめ本所会員の皆様が、それぞれの場所からオンラインで式典に参加頂きました。
今回の贈呈式では、人材育成分野10機関に35,595ドル、日本語教育分野8機関に29,275ドル、そして日米交流分野では、2機関への20,000ドルと災害救済への寄付金を併せた計98,310ドル(現行の災害救済募金額は除く)が交付されました。
贈呈式では、冒頭、JCCC基金を代表し、渡辺基金理事長より開会の挨拶として今回も贈呈式がコロナ禍でオンライン開催となったこと、そして交付先各機関関係者の日頃の弛まない努力への敬意と受賞へのお祝いが述べられました。続いて在シカゴ日本国総領事館よりご着任後間もない田島総領事とイリノイリソースセンター、プレジデントのロン・パールマン氏に、それぞれ来賓としてご挨拶頂きました。
交付先の選考に際しては、今年度も例年同様高い倍率の中、3分野あわせて51件の応募を受け、難しい選抜でしたが、3分野併せて20件のプログラムに貢献することができました。各機関の代表者からそれぞれのプログラムの紹介と、交付金によってプログラムが実現できる喜びと感謝の言葉が述べられました。
なお、応募案件のうち人材育成関連プログラムの提案書は、イリノイリソースセンター(イリノイ州の教育支援機関)の協力による一次審査を経て、毎年9月の基金理事会で他2分野の応募案件と共に、プロジェクトの内容や斬新さ、JCCCの事業が目指しているところの関係性などを基に、交付先と交付金額の決定が行われています。
次第最後には、JCCCを代表し、小西会頭より、例年同様に地域貢献事業の一環としてJCCC基金を通じて交付金支援が実施されたことの意義と、日頃よりの会員はじめ関係各位の皆様からの支援、協力への感謝の意が述べられ、本年度の基金贈呈式が滞りなく終了しました。会員皆様への開催報告と併せ、引き続きのご理解とご支援をお願いする次第です。

交付先

<人材育成分野>
Chicago Shakespeare Theater
Friends of the Chicago River
Goodman Theatre
Maryville Academy
Music Institute of Chicago
National Museum of Mexican Art
Northwestern University
Open Books
Snow City Arts
Victory Gardens Theater

<日本語教育分野>
Anderson Japanese Gardens
Asian Improv aRts: Midwest (AIRMW)
Chicago World Language Academy
Glenbrook South High School
Harriet Tubman Elementary School
Japanese American Service Committee (JASC)
Japanese program at Oak Park River Forest High School
Thomas Dooley Elementary School

<日米交流分野>
Chicago Japanese American Council (CJAC)
Japan America Society of Chicago