「製造業のサステナブル変革とは/AIの可能性」開催報告
JCCC企画部では、この度Fujitsu様とJETROシカゴ事務所との共催で、製造業のサステナブル変革とAIに関するセミナーを開催しました。
昨今、AIに関する状況は日々変化している中、中西部に多く拠点を構えておられる製造業関係の会員企業の皆様にとっては、最新の情報提供の機会として大変有意義なセミナーとなりました。今回Fujitsu 様からのご提案で、従来のクラスルーム方式の席次を少し変え
て、2テーブルを合わせて4名の参加者とFujitsu様のスタッフ1名がグループとして対面式に着座する形式が取られたことから、セミナー開始前からそれぞれ名刺交換を通じての懇親時間となりました。
セミナーは3部に分かれ、最初の第1部では、JETROシカゴ事務所の西澤次長による「米国における日本企業の貢献とその活動実態」のタイトルの下、日本の対米直接投資として、最近の大型投資案件紹介、米国内の直接投資残高が4年連続で日本が首位、更に日本企業による雇用創出数が国別2位との説明がされました。又、J-Bridge( 国際協業連携の促進) で、海外企業と新規事業を目指す日本企業のサポートプランについての案内と、既に米国内で事業展開がされている日系企業の事業展開と地元における雇用創出の現状について昨年9月実施の「海外進出日系企業実態調査」のアンケート結果報告がされ、最後に今後の対米直接投資促進に向けたジェトロの取組について具体例の説明がされました。
次の第2部では、Fujitsu様の後藤・清宮両講師により、「レジリエンス&サステナビリティ製造業に求められる変革」と題して、パンデミック後、労働の不均等や不確実性が高まる中、製造業界として、如何に市場のニーズにフィットし、持続的に製品やサービスを提供し続けることができるのか、こうした課題への対応として、レジリエントなサプライチェーンと製造業全体のDXという2つのテーマに沿って、ESG戦略やSX( サステナブルトランスフォーメーション)の関連についても話が進められました。
そして最後第3部は、Fujitsu社のシリコンバレーにて勤務されています菅田氏により、ChatGPTを契機に世界中が生成AIの技術に注目し、競争と進化が加速している中、過去のAIの流れを踏まえながら、今後企業としてAIの動向をどの様に捉えるべきか、最新の技術動向と具体的な事例を交えながら解説がされました。
以上の3部にわたり、セミナーが終了した後、Fujitsu様よりご提供の軽食と飲み物を楽しみながら、参加者間の懇親の機会が設けられ、金曜日の午後の時間帯から、皆さんリラックスされて、それぞれに挨拶を交えての時間を過ごされました。最後には今までのセミナーにはない企画として、Fujitsu様提供の品々が抽選を通じて、参加者の皆様に贈呈され、今回のセミナー全てのスケジュールが終了しました。
最後になりますが、今回のセミナー開催のご提案並びに講師を派遣頂きましたFujitsu様、そして、同じく講師派遣での協力を頂きましたJETROシカゴ事務所様に、感謝申し上げます。
- 日時
- 9月20日(木)講演:1:30pm–5:30pm
- 参加者数
- 36名
- 参加費
- 参加費:無料
- 講師
- 西澤 知史氏(JETROシカゴ事務所次長)
後藤 博之氏、清宮 悠氏(Fujitsu North America Inc.)
菅田 純登氏(米国富士通研究所) - 場所
- Harper College Wojcik Conference Center