「シカゴ美術館バーチャルツアー」開催報告
本年度文化部(阿部部長、日本通運)主催イベントの第2弾となる「シカゴ美術館バーチャルツアー」が独立記念日連休前の7月2日(金)の夕刻5時半から約1時間にわたり、開催されました。メトロポリタン美術館に次ぎ、アメリカで二番目に大きな規模を持つシカゴ美術館でのツアー開催は、前回が2012年の10月であったことから、実に9年振りの実施となりました。
唯、今回はコロナ禍の影響から、ツアー実施が美術館内ではできないことから、(但し、個人入館は可能)、初めての試みとしてバーチャルツアー形式で実施されました。講師ご担当の斉藤博子氏は、前回開催の折もガイド案内をお願いし、その他、日米協会等主催のツアーも解説役を務めておられ、日英両語で幅広く美術館所蔵の数々の名画の紹介をされています。今回の企画は、本所会員企業の三菱UFJ銀行様の長年にわたる美術館への寄付支援の実績を通じて、状況が未だ厳しい中、特別企画として実施されることとなりました。本来は画面上では紹介できないことと
なっている日本に馴染みの深い、モネ、ルノアール、ゴッホなど印象派と後期印象派の巨匠スーラの代表作「グランド・ジャット島の日曜1884」や、ピカソの名作、更にはアメリカ近代美術の代名詞である「アメリカン・ゴシック」など、一度は目にしたことのある名物コレクションの数々が作品にまつわるお話を交え、順々に紹介がされました。更に、三菱UFJ銀行様からのサポートで創設された東洋美術部門MUFG BANK Galleries所蔵の一万点に及び浮世絵を含む作品の数々についても、解説がされました。限られた時間の画面を通しての絵画鑑賞でしたが、参加されました皆様にとりまして、各作品への見方と思いが新たに沸き上がる素晴らしい機会となりました。今後コロナ禍の収束を待って、次回は美術館内でのツアー実施を是非実現できればと願っています。
改めまして、今回開催に際しご尽力頂きました斉藤講師はじめ美術館スタッフの方々、そして三菱UFJ銀行シカゴ支店の皆様に、心より御礼申し上げます。
- 日時
- 7月2日(金)5:30pm–6:30pm
- 参加者数
- 135名
- 参加費
- 参加費:JCCC会員(会員企業にご勤務の方も含む) 無料・非会員 $30
- 講師
- 斉藤 博子氏 (シカゴ美術館 公共教育 客員講師)
- 協賛
- 三菱UFJ銀行
- 協力
- シカゴ美術館