運動部主催「シカゴカブス観戦ツアー」開催報告

昨年3年振りに開催された運動部主催「シカゴカブス観戦ツアー」が大変好評であった事から、本年も9月10日(日)にカブスの本拠地Wrigley Fieldにて開催されました。昨年は、久しぶりに日本人選手として入団され活躍されていた鈴木誠也選手が、急遽日本に一時帰国されたことから残念ながら応援する事ができませんでしたが、今回はより守備位置に近いライト側内野席の前方の席を予約し、定員枠を昨年の 40名から50名に増やしての広報開始をしました。今回も大人気のイベントとして数日の内に完売し、急遽10席程を増やし、結果、最終参加人数59名での開催となりました。当日は、朝少し冷え込んだものの、集合時間の午前 8時45分頃には快晴の天気となり、早速、球場内見学ツアーが午前9時より開始されました。普段は入れない球場内施設、又、外野席から球場全体を見渡しながら、球場にまつわるいろいろな歴史の説明を受けました。
良く知られているようにWrigley Fieldは1914年に建てられ、アメリカでボストンのFenway Park(1912年オープン) に次いで二番目に古い球場で、外野フェンスには蔦が沢山絡まり、他の球場の様なクッションの役割をしていることも、特徴の一つとなっています。
又、センターバックスクリーン上にあるスコアボードは、人がイニング毎に得点をボードに差し込むと言った旧式なやりかたを今でも行っている上、エアコン設備もなく、暑い日はイニング得点表示の枠から体を乗り出して、涼を求めると言った今風の電光掲示板とはかけ離れた状態を敢えて保っている事も、他に類を見ないユニークな伝統となっています。更に35年前まではメジャーリーグの球場で唯一、照明設備がない球場として知られており、7割以上のファンの人たちもデーゲームの方を好むとの調査結果もありましたが、選手の夏バテ対策としても、ナイトゲームが少しずつ実施される様になり、その成果なのか、 2016年には108年振りのワールドチャンピオンに輝きました。以後、プレーオフにも何回か出たものの、優勝するまでには至らず、ここ数年はプレーオフ自体にも進出できない低迷時期を迎えていました。その様な折、鈴木選手がこのところ絶好調でチームもプレーオフ進出に向けての大事な試合となりました。このシリーズはアリゾナのダイアモンドバックとの 4 連戦でしたが、最初の 3 ゲームは僅差で敗れ、いよいよ後の無い大事な試合になりましたが、鈴木選手の適時打で先行、その後ホームラン等で加点し、見事勝利しました。炎天下での観戦でしたが、ツアー途中には鈴木選手のサイン入りボール 12 個を参加者間での抽選で贈呈し、加えて、ゲーム後恒例となっている勝利の大合唱も聞けるなど、充実した観戦ツアーとなりました。今回も多数のご参加があり、大人気のイベント開催となりましたことから、運動部では、来シーズンも引き続き観戦ツアーを企画・実施できればと考えています。乞うご期待下さい。

日時
9月10日(日)
場所
Wrigley Field
参加者数
59名
参加費
JCCC登録会員とその家族$70