運動部主催「シカゴカブス観戦ツアー」開催報告

コロナ禍後3年連続となる運動部主催「シカゴカブス観戦ツアー」が、9月8日(日)にカブスの本拠地Wrigley Fieldにて開催されました。今年は今永昇太投手が新たに入団し、開幕直後から大活躍を続け、鈴木誠也選手もシーズン終盤に調子を上げてきている中、名門ニューヨークヤンキースとの注目の一戦となりました。折から当日はシカゴベアーズが地元での開幕戦、さらに、恒例のTaste of Chicagoのイベントも開催されており、シカゴ市内は大賑わいとなり、あちこちで交通渋滞が見られました。試合の方は、初回カブスが連打で2点を先制した後、2回表に1点を献上したものの、先発、中継ぎ、クローザーとそれぞれの投手の力投の結果、2対1の接戦勝利となりました。
今回は当初50名の応募定員としましたが、毎回同様に広報開始後すぐに満席状態となり、急遽10名を追加し計60名の参加人数となりました。試合は午後1時過ぎの開始でしたが、球場内のツアーを実施する上から、早朝ながら9時半の集合案内とし、10時からツアーガイドの方の案内で、スタンドを内野席から外野の所謂“ブ
リーチャー” と呼ばれている辺りを回りながら、こちらもシカゴ名物の外野席から道を隔てた建物の屋上に設けられている“ルーフトップ” にまつわるエピソード
の紹介を受け、最後はグランドに降りて、3塁側にあるカブスのダッグアウトと外野フェンスに生い茂っているこちらも名物の“蔦-Ivy” を間近に見る事ができました。こうして一般の観戦では見られない球場施設と過去の歴史にまつわる話を聞ける機会があることがこのイベントの醍醐味であり、参加者の中には数回目になる方々もありました。
お天気も70度位の暑からず寒からずの程良い気温で野球観戦には最適の日和になりました。試合が終わると同時に、恒例のカブス勝利の大合唱が球場内に流され、勝利を示す白地に“W” の文字が描かれたバナーをスタンドのあちこちで掲げるファンの様子が大画面に写しだされ、参加者の皆さんも他の観客と共に勝利の余韻に浸りながれ、それぞれ球場を後にしました。
伝統あるカブス球団に日本人選手が二人も在籍していることから、会員の皆さんからの本イベント開催への期待が高く、運動部活動の目玉イベントになりつつあります。是非、来年度も同様に多くの参加者の下、企画、実施できればと思っています。
因みに、良く知られている事ですが、Wrigley Fieldは1914年に建てられ、アメリカでボストンのFenway Park( 1912年オープン) に次いで二番目に古い球場であることから、最近の近代的な球場とは違い、歴史的建造物としても一度は訪れてみる価値がある観光スポットです。

日時
9月8日(日)
場所
Wrigley Field
参加者数
60名
参加費
JCCC登録会員とその家族$64