ウェビナー「米国大統領選挙の動向と政策の展望&コロナ後の北米自動車業界」開催報告
JCCC企画部では、三菱UFJ銀行より講師をお迎えし「米国大統領選挙の動向と政策の展望&コロナ後の北米自動車業界」のテーマでウェビナーを開催しました。
米国大統領選挙を間近に控え、両候補の支持率などを踏まえ選挙の状況について解説をいただきました。2016年の同時期の世論調査では、クリントン候補は僅差でトランプ候補の支持率を上回っていましたが、ウェビナー開催時点での世論調査では、バイデン候補に対する支持率が明らかに優位となっているようです。激戦州ではトラプ大統領がバイデン候補に遅れをとっているものの、逆転可能な僅差の争いになると予想されています。今年の選挙は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う不確実性の増大、人種問題による政治的分断なども大きく影響することに加えて、各州ごとに異なる投票ルールなど様々な課題があり、選挙後の動向にも引き続き注視していく必要がありそうです。
後半では、新型コロナウイルスが北米自動車業界に及ぼす影響についてお話を伺いしました。コロナの感染拡大に伴い大きく落ち込んだ世界の新車販売は、回復の兆しが見えてきているようです。景気の先行きが不透明な中で高額消費は手控えられるのかと思いきや、自動車に関しては個人の移動手段ということで販売意欲が高まっているとのことです。また深刻な経済危機に対して、各国が大規模な財政金融政策を打ち出し、企業の資金繰りや雇用を支えてきたという背景もあるようです。その他、サプライチェーンと中国、気候変動対策を軸とした経済復興政策、自家用車とライドシェアなどについても詳しく解説を伺いました。
- 日時
- 9月17日(木)2:00pm–4:00pm
- 参加者数
- 223名
- 参加費
- JCCC会員無料・非会員 $30
- 講師
- 牧田 一朗氏
三菱UFJ銀行ワシントン駐在員事務所長
平松 万由子氏
三菱UFJ銀行戦略調査部( ニューヨーク) Director