「ホロコーストミュージアム見学ツアー」開催報告

去る4月20日( 日)、本年度新たに名称変更されたコミュニティ委員会(昨年度まで渉外PR委員会)の活動として、MUFGBank様のご協力をいただき、シカゴ郊外Skokie にありますIllinois Holocaust Museum and Education Center の見学ツアーを実施いたしました。
今回の企画は、折から「Resilience – A Sansei Sense of Legacy」と題し、日系アメリカ人3世の視点から、強制収容所が世代を超えて影響していることを反映させたアートクラフトが展示されており、ホロコーストの歴史を学ぶ事と併せ、実施することとなりました。
館内のツアーであることから、参加人数を余り多くせず30名の定員枠としましたが、申し込み締め切り前に定員に達し、開催日は一部都合から欠席の方がおられたものの、計27名参加の下、3グループに分かれて、それぞれ当館のガイドの方の説明を受けながら、まずホロコースト関連の展示を見学しました。歴史の流れに沿った各展示コーナーでは、今まで十分に理解していなかった事実、状況の解説を交え、改めて見聞する機会となりました。余りにも過酷かつ残虐な歴史に対峙し、心の痛みを感じざるを得ないものでした。
前半のツアーを終えた後、参加者全員でホロコースト生存者のホログラムストーリーとQ & Aの時間が設けられ、この新技術により檀上の椅子に座られている生存者と正に今その時に会話をしている様に感じられ、臨場感に溢れたツアーのハイライトともなりました。
続いて、後半の日系人関連の展示会場に移る前に、展示品が制作された背景をより理解する上から、今回、地元日系人社会で長年に亘尽力されてきたJASC Japanese American Service Committee)他数団体で理事を務めておられるMichael Tanimuraさんに日系人強制収容所、戦時戦後の日系人が直面された数々の歴史上の事案について、解説をして貰いました。ホロコーストの歴史同様に日系人の方々が通ってこられた戦時中そして戦後の苦難の道について改めて理解する良い機会となりました。
展示品はどれもアート的要素を含みながら、これら日系人の過酷な歴史を語り伝えことを目指したものと感じられました。見る側と見せる側との思いの違いは美術品等の観賞ではしばしば起きることであり、今回の見学会でも参加された方々がそれぞれに何かしら感じ、気づかれることがあれば、開催目的が十分果たされたのではと考えます。
コミュニティ委員会では、今回のイベントをはじめ、本所事業ミッションの一つである「地域貢献事業」の推進を目的に、今後も会員、ご家族にご参加いただける
イベント企画を検討していきたく思います。是非、一人でも多くの皆様にご参加いただけることを願っております。

日時
4月20日(日)12:00pm–3:15pm
参加者数
27名
参加費
JCCC 会員(会員企業にご勤務の方含む):$30
場所
Illinois Holocaust Museum and Education Center