メキシコセミナー開催報告

去る2月27日、JETRO・メキシコ事務所所長の中畑貴雄氏を講師としてお迎えし、「メキシコセミナー　〜メキシコ政治経済最新動向と対米通商関係〜」を開催いたしました。

コロナ禍では情報提供の手段としてウェビナーを有効活用してきましたが、2020年2月以来初めてのインパーソンによるセミナーを実施することができました。セミナーでは、メキシコ担当歴が連続22 年に及び、現地最新情勢に精通しておられる中畑氏より、100ページにも及ぶ資料の豊富なデータと共に詳細な説明を伺いました。

2018年にAMLO政権が発足後、経済成長よりも所得分配を偏重する政策の影響を受けメキシコ経済は低迷を続けてきました。2022年はニアショアリングの追い風を受けて製造業が活性化し、自動車部品を中心に製造業が高成長を記録しています。2020年に発効したUSMCA（米国・メキシコ・カナダ協定）、米中貿易紛争の継続、新型コロナ感染拡大の影響等により、米国の自動車部品調達先としてメキシコの重要性が益々高まっていることを受け、セミナー参加者の皆様より本講演への高い評価をいただきました。