「写真教室～スマホで撮る撮影テクニック～」開催報告

JCCC文化部では、シカゴ美術館付属大学写真学科上級講師として教鞭を執られながら、写真家として全米や世界各地で作品を発表されているレイク真由美氏を講師としてお迎えし、「写真教室～スマホで撮る撮影テクニック～」と題したウェビナーを開催しました。

まずはじめに、写真を撮影する際の基本知識として、絞りとシャッタースピードの仕組み、レンズの特性、画面構成について学び、写真の印象が大きく変化するライティングについて、実際にどのように光りをあてるかをデモンストレーションしながら、講義いただきました。

次に、7月14日から9月15日の期間行われるJCCC文化部主催「写真コンテスト」に踏まえ、テーマの決め方について、解説されました。「What・How・Why（何を・どのように・なぜか）」を考えつつ、メインテーマ/根本のアイデア、そしてSubject（人物・風景・動物等）をまず決め、それに感情または形容詞（可愛い、ドラマチックな等）のキーワードを加えることで、その写真のアイデアを発展させることができるとのアドバイスをいただきました。

最後に写真撮影後にスマホカメラでできる、ポストプロダクション（編集作業）についてお話しされ、それぞれの機能がどのような効果を写真にもたらすのかを実演を交えながら解説いただきました。また、調整時の注意点を教えていただきながら、その効果の比較も見ることができ、新たなテクニックを学ぶことができました。

日頃身近にあるスマホでも、これらの知識を使いながら撮影することで、その作品をより魅力的な写真にできることを知りました。また、講義中、いつも写真学科の生徒達に教えているプロのテクニックも教えていただき、大変貴重な機会となりました。ぜひ本ウェビナーにご参加いただいた皆様には今回のウェビナーで学んだテクニックを活かし、「思い出の一枚」を撮影し、「写真コンテスト」へご応募いただければと願っております。