ウェビナー「リモートワインセミナー」開催報告

JCCC文化部では、昨年度実施され好評を博した「リモートワインセミナー」を、本年も4月22日（ 金）の夕刻、日本とオンラインで繋いでのライブイベントとして開催しました。講師は昨年と同じくソムリエ資格保持者の客室乗務員、大西佐矢佳さんに乗務用制服を着用の上、機内を思わせる雰囲気の中、前回の内容のおさらいを含め、ワインにまつわるいろいろな視点でのお話をしていただきました。

今やワインは、フランスと言った定番地域のみならず世界の多くの国々で生産され、又、日本各地でも地ワインの生産、普及が活発になっています。その様な中、ワイン生産量は4位ながら、総消費量で世界一の国がアメリカであり、加えて1976年に開かれたパリテイスティング（フランス・カリフォルニアのブラインドテイスティング大会）で、Napa Valleyのアメリカ産ワインが1位となり、その後フランスからの再挑戦の意向を受けて開催された1986年と2006年のリターンマッチテイスティングでも全てカリフォルニアワインに軍配が上がった事は、思いもかけない驚きです。こうしてアメリカの地で日々生活していることから、気軽に世界一のワインを味わえることはとてもラッキーなことと言えます。食卓を食事と共に彩る欠かせない要素となっているワインですが、今回も事前に当地シカゴのお店で購入可能なワイン4種類に加えチーズ2種類も選定していただき、ワインとチーズのペアリングについての説明を受け、参加の皆さんにとってワイン通に向けての見識を深める機会となりました。

今後お店でのワイン選びと食事とのマリアージュの楽しみがこのセミナーを通じて増したことと思います。文化部ではこうした日常生活に密着したイベント企画を、今後もバーチャルとin personの両面から検討し、より多くの皆様にご参加頂けるよう、鋭意検討して行ければと考えております。今後のイベント企画を乞うご期待下さい。

最後になりましたが、ご協力頂きました日本航空シカゴ支店の皆様へ感謝の意を申し上げます。そして、今回も講師をご担当頂きました大西様には、機内でお目にかかり、お声がけできる機会があることを願い、心からのお礼を申し上げます。