「お茶会@Anderson Japanese Gardens」開催報告
前回2022年に続き、本年新たに組織変更された会員サービス委員会・文化担当主催イベント「お茶会@Anderson Japanese Gardens」が、7月27日(日)に、ロックフォードにあるアンダーソン日本庭園のゲストハウス「安堵荘」で開催されました。
折しも、同庭園では26日と27日の二日間にわたり恒例の「日本夏祭り」が開催されていました。土曜日は午前中雨の影響から来場者が今一つであったものの、本イベントを開催した日曜日は晴天となり、約1,300人もの人々が来園し、土曜日と併せ合計約2,000人にも及ぶ多くの来園者が炎天下の中、素晴らしい庭園と日本文化紹介の各種パフォーマンスと展示等を楽しまれました。
今回も、長年イリノイ大学にて日本語教育の教鞭をとっておられた郡司紀美子名誉准教授・茶道裏千家准教授のご厚意で、午前席をJCCC主催イベント用に設けていただきました。当日は溝渕総領事、村田領事夫妻も同席され、日英両語を交えて茶道の歴史とそれぞれの所作についての説明が詳細に亘り行われ、お茶の味わいと併せ、日本の伝統文化の中心を占める茶道の真髄を学べる事ができました。
こうして、遠く海外の地で、日本と変わらぬ庭園の中に建てられたお茶会に相応しい畳敷きの室で、茶道の紹介を長年されている先生のお席に招かれて、今回もとても素晴らしく、日本の伝統文化を改めて見つめ直す、有意義な機会となりました。
前回2022年開催の折は、コロナ禍の影響が残っていたことから、従来の茶器ではなく、特別仕様の紙製の器が使用されましたが、今回は参加された方々はマスク着用もなく、本来の陶器で抹茶を味わう事ができました。又、日本のお茶会と異なり、冷房が完備され、足が延ばせる掘り炬燵式の和室会場で、外気の暑さを感じる事もなく、心静かにお茶会を体験する事ができました。
同庭園では、毎年恒例の「日本夏祭り」の他、一年を通じで園内ツアー、茶道をはじめとする日本伝統文化紹介のイベント、さらには日本語クラスも常時開かれており、正に地域社会での日本紹介の発信基地の役目を果たされています。本所では、地域貢献事業の一環として、今回の様なイベント開催と基金からの基金交付を通じて、同庭園との連携と支援を今後も継続し、日米交流が更に進められることを願っています。会員の皆様には、庭園訪問を通じて、海外の地で日本を感じられ、再発見の機会となるお薦めのスポットです。
末筆になりますが、今回の開催に際し多大なご尽力と講師をご担当頂きました郡司先生に、改めまして、厚く御礼申し上げます。

- 日時
- 7月27日(日)10:30AM-11:30AM
- 場所
- Anderson Japanese Gardens
- 講師
- 郡司 紀美子氏 (イリノイ大学名誉准教授・茶道裏千家准教授)
- 参加者数
- 19名
- 参加費
- JCCC会員(会員企業にご勤務の方とそのご家族も含む)$25 非会員 $45
