「米国経済・北米自動車業界セミナー」開催報告

JCCC企画部では、昨年11月に実施し大変好評をいただいたお二人の講師を三菱UFJ銀行よりお招きし、米国経済の状況と展望、北米自動車業界の近況をテーマにセミナーを開催しました。

米国の経済概況としては、2024年1-3月期の実質GDP 成長率が前期比年率+1.3%と、前期の+3.4%から減速し、個人消費や設備投資は堅調を維持するものの、景気は分岐点に差しかかっていると見られています。大統領選挙の経済への影響について、金融政策運営に関しては選挙結果に関わらずFRBの中立性は保たれるとはいえ、各種政策については、選挙結果によって経済への影響に濃淡が現れる可能性が大きいと考えられます。

米国EV市場の成長鈍化の背景には、金利、イノベーションの普及の溝、IRA補助金の変更など、複数の要因があるようです。EV車が一般大衆へ普及していくには、充電設備・価格を含めた改良が必要で、当面は試行錯誤が続く見込みとのことです。

講演後には懇親会の時間が設けられ、講師への個別の質問や他の参加者との情報交換や交流をする機会を持っていただきました。

日時
6月27日(木)講演:1:00pm–4:00pm
参加者数
74名
参加費
参加費:JCCC会員(会員企業にご勤務の方含む)無料・非会員 $50
講師
吉村 晃氏 (三菱UFJ 銀行 経営企画部経済調査室)
平松 万由子氏(三菱UFJ 銀行 米州法人営業部 戦略調査チーム)
場所
Harper College Wojcik Conference Center