「アメリカの企業年金の最新動向と年金バイアウトセミナ」開催報告
JCCC企画部では、Aon( エーオン) 社より講師を派遣いただき、アメリカの企業年金における最新のトピックスやトレンドについてのセミナーを開催しました。
アメリカの年金制度は、公的年金、企業が任意で提供する企業年金、個人年金の3階
層になっています。本セミナーで焦点をあてた企業年金の主要な形態は、以前は主流
であった確定給付型年金から、401( k)プランを中心とした確定拠出型年金へと徐々にトレンドが移り変わってきています。日本企業の米英子会社で、確定年金の試算運用
と給付を保険会社に移管する「年金バイアウト」が相次いでいるのは、運用利回りが想
定を下回って、母体企業が多額の損失を計上する事態を避けることが狙いのようです。
グローバルに事業を展開する企業、またM&Aや組織再編を行う場合に企業年金が課題
になる事例もあり、企業年金への影響や対応策として、年金バイアウトは知っておく
べき手法だと指摘されました。
• アメリカの企業年金に関する基礎知識
• アメリカの企業年金の給付設計に関するトレンド
• DB年金に関するトピックス(今後の年金掛金への影響や年金バイアウトなど)
• DC年金に関するトピックス(最新の規制状況やガバナンス強化施策など)
• M&Aや組織再編における留意点
- 日時
- 6月14日(金)講演:2:00pm–4:30pm
- 参加者数
- 18名
- 参加費
- 参加費:JCCC会員(会員企業にご勤務の方含む)無料・非会員 $50
- 講師
- 加藤 圭一氏(Aonウェルスソリューションズ日本代表)
中矢 徹氏(Aonウェルスソリューションズ シニアコンサルタント) - 場所
- Presidents Plaza カンファレンスセンター