「米国経済・自動車セミナー」開催報告
JCCC企画部では、三井住友銀行より講師をお迎えし、「米国経済・自動車セミナー」を開催しました。2月後半に開催した「メキシコセミナー」に続き、今年2回目のインパーソンによるセミナーとなり、米国経済と自動車市場の二部構成でご講演を頂きました。
まず第一部では、西岡氏より「米国経済と市場の今後」をテーマにお話いただきました。金融環境の引き締め効果から、2023 年の経済の減速は避けらず、短期的にはマイナス成長を記録する局面もあるだろうと予想されています。ただし、景気の落ち込む規模は比較的軽微なものにとどまる見通しとのこと。グローバル経済も減速は避けられないが、米国経済がどのように復調に向かうのか、経済指標の分析を交えて解説いただきました。
そして2部では、岡田氏が「米国自動車市場の現況と電動化への動向について」お話くださいました。北米自動車市場は、世界で中国市場に次ぐ新車販売マーケットに位置付けられています。しかしながら長引くサプライチェーンの混乱などを背景に、供給が追い付いておらず、販売台数は低調な推移に留まっているようです。バイデン政権誕生後は、環境規制やEV関連政策の見直しが進められてきました。但し、厳格な環境規制を課す欧州や中国と比較すれば、米国の電動車の販売シェアは未だ低位にあるとのことです。講演終了後には、懇親の時間を設け講師への個別の質疑応答、会員間の情報交換の時間としてお過ごしいただきました。
- 日時
- 3月9日(木)講演:10:0am–12:00pm 懇親会:12 :00pm–1 :00pm
- 参加者数
- 52名
- 参加費
- 参加費:JCCC会員(会員企業にご勤務の方含む)無料・非会員 $50
- 講師
- 西岡 純子氏(三井住友銀行 市場営業統括部 チーフエコノミスト)
岡田 悠佑氏(三井住友銀行 企業調査部 ニューヨーク駐在) - 場所
- Harper College(Wojcik Conference Center)